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私は官能小説作家の素材

第7章 壁と壁

その写真は、麻野先輩らしき人物と綾葉が抱き締めあっている写真だった。

いつ密会みたいなことをしていたんだろうか。




「何よ…もう………」


その写真にまた私の精気を奪っていくようだった。



スクロールして見た写真の下に、まだ続きがあった。前にも言われていた、会おうっていう約束。

まあ、もう会ってしまったのだけれども。



私は、簡単にも

『行きます』



と書いて送ってしまった。


♪♪♪~


すぐ返信がするのが逢田くんらしい。


『じゃあ、お昼一緒に食べよ』


至って普通だった。もっとデート的なことをすると思っていた。

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