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お前は俺のxxx

第114章 頼れる2人。



放課後ーー


早めにHRが終わり、クラスメイトはそれぞれ帰宅して行く中、私は教室で碧を待っていた。


立花くんの姿は教室の中には見当たらないけど、机にはカバンが置いてある。


碧が来るまでの間、自分の席で課題のプリントを読み返していると、私の前に人影がかかった。


顔を上げると、そこにはクラスメイトの女の子が2人私を見下ろして笑っている。


『藤川さんってさ、彼氏いるのに朝倉くんにまで手を出そうとするのってどうなの?』


「私はそんなことしてないよ。」


冷静に言葉を返すけど、彼女たちには私の言葉は届かない。


『朝倉くん本人から聞いたんだから、嘘ついてもバレバレだよ?』


そう言って嘲笑うと私の手元からプリントを奪い、ビリっと破り捨てた。


『クラスの雰囲気を悪くしといて学祭とか出ないでよね。』


「何でこんな..」


私が言い返そうとした時、


『藤川ちゃんに何してんの?』


教室に戻ってきた立花くんが2人に声をかけると、『な.何もしてないよ。』と慌てて教室から出て行った。


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