
お前は俺のxxx
第104章 何してんの…?
『結愛ちゃんを責められるんか?
お前がした事と同じだろうが。』
『違ぇよ‼︎俺は..‼︎』
『どんな理由があるにしても同じだ。
そういうお前にこれからも結愛ちゃんを守っていくことが出来ると思うのか?
そんなことすんなら、この子から離れろ。俺は半端な事する奴は好きじゃねぇ。』
まこっさんの言葉に、颯太は唇を噛み締め口を噤んでしまった。
『結愛ちゃん。
今日は俺が送って行くね?
それでもいいかな?』
私はまこっさんの言葉に、
素直にコクっと頷いた。
正直…
今は颯太と何を話せばいいのか…
きっと今の私は颯太に対して、
嫌な事しか言えないと思う。
私も颯太を裏切ろうとした。
その罪悪感もあり、まともに接することが出来そうにない。
まこっさんは『よく考えろ。』と颯太に声をかけるとそのまま私を連れて公園を出た。
私は振り返ること無く、まこっさんについて歩いた。
まこっさんは『今日は飲んでないからね。』と駐車場へ行くと、車で私のマンションまで送ってくれた。
「まこっさん…。
ご迷惑おかけしてすみませんでした。
本当にありがとうございました。」
上手く笑うことの出来ない私を見て、
『今日は何も考えずにゆっくり寝な?』
と優しく微笑み頭をポンポンと撫でると、来た道を車で戻っていった。
