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お前は俺のxxx

第102章 初めての。


『花火までまだ余裕で時間あるけど。
それまでどうするか?』



颯太は携帯のディスプレイで時間を見ると、私に聞いてきた。



「ん〜。あ‼︎颯太とプリクラ撮りたい‼︎」



『は⁉︎ そんなん撮ったことねぇし。』



「だって…颯太との写真欲しいもん…」



颯太の反応が寂しくて…
私は俯いてしまった。



颯太は髪をクシャっとさせて、深いため息をつくと私の頬を撫でる。



『結愛。
そんな顔すんじゃねぇよ。
ほらゲーセン行くぞ。』



ベンチから立ち上がると、
私の手を取り笑みを浮かべた。




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