テキストサイズ

君の笑顔をーー

第51章 何で私⁉︎



「何かあった?」


『え⁉︎ 別に何も無いッすよ?』


「そか!」


私は、それ以上は気にすること無く、勉強を続けた。


しかし、ふと気づく。


いつもなら、私が勉強を再開する時には、カウンターの中に戻って委員の仕事をする筈なのだが、まだ隣に座ったままだ。



気になり、首を傾げて顔を覗いて見る。



『あの!』


「ん?」


『夏祭り..一緒に行きませんか?』


「え?夏祭りって..あ。地元のやつ?」


『はい!』


蒼介くんは、真剣な顔をして私を見ていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ