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人間と吸血鬼

第10章 新しく

和也「なんで雅紀が謝るんだよ。俺が勝手に話しただけだから。」

雅紀「ありがとう…」

和也「雅紀はその人のこと好きじゃないの?」

雅紀「えっ…どうして…?」

和也「ごめん、心読んじゃった。」

俺は顔を伏せた。

雅紀「今日…ちゃんと話そうかなって思って。彼女も他に好きな人いると思うし…」

和也「いっておいで?待ってるから、俺。」

雅紀「うん!」

俺は準備をして、

雅紀「じゃあいってきます。」

和也「いってらっしゃい。」

俺は和に見送られながら彼女の家に向かった。

彼女が住むマンションに着いてチャイムを押す。

ピンポーン!

ガチャ!

「あっ、雅紀!」

雅紀「久しぶり…佳奈…」

彼女の名前は澤石佳奈。

佳奈「会う約束してたもんね〜」

すると、

「佳奈、誰?」

部屋から男の人が出てきた。

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