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和也「帰るぞ。雅紀。」

雅紀「うん…」

俺は和にしっかり掴まった。

翔…なんかかなしそうだった…

なんでだろう…

雅紀「かわいそう…」

和也「えっ…」

和は聞こえてたみたい…

雅紀「だって…」

和也「おい…雅紀…」

俺は何故か涙が出てきてしまった。

雅紀「ヒック…ごめん…」

和也「話さなくていいよ…とりあえず家に帰るから。」

雅紀「うん…」

家に着きゆっくり和に降ろしてもらった。

雅紀「ありがとう…」

和也「雅紀…何があった？」

雅紀「あっ…」

和也「翔に何か言われたのか？」

雅紀「違う…よ…」

和は真剣な目をして俺を見ていた。

雅紀「ただ…かわいそうだと思って…翔の悲しそうな顔見たら…」

和也「……」

和は黙っていた。

和也「雅紀…お前…」

雅紀「ごめん…なさい…」

俺は謝ってしまった。