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人間と吸血鬼

第21章 世話

和也「雅紀、血を飲ませて?」

雅紀「えっ、あっ、うん…」

すると和は首筋を舐めた。

雅紀「ひゃぁ…」

和也「甘くて美味い…」

和の目が赤くなる…

すると首筋に痛みが走った。

雅紀「あぁ…!はぁっ…んぁ…!」

ジュルジュルと音が聞こえる…

雅紀「あっ…はぁ…んぁ…」

俺は和の腕をギュッと掴む。

すると和は離れて、

和也「美味かった…」

和の口を見ると血がついている。

雅紀「美味しいの…?」

和也「雅紀が舐めたらマズイよ?」

和は舌を舐めずりして指についた血を俺の口に突っ込んだ。

雅紀「はぅ…うぅ…」

苦い変な味がする…

和也「ほら、マズイだろ?人間には美味しくないよ。」

雅紀「うん…そうだね…」

和也「でも吸血鬼には最高の味…」

雅紀「そうなんだ…」

吸血鬼って難しい…

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