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人間と吸血鬼

第18章 番外編 悲しみの記憶

翔が人間の時…

彼はまだ27歳。

彼の名前は櫻井翔。

彼は元々体が弱くずっと入院していた。

母「翔。具合は?」

翔「母さん。大丈夫だよ。」

母は時間があるたび病院に来てくれていた。

友達も…見舞いに来てくれる…

だけど…翔の病気は悪化した…

翔「はぁ…はぁ…」

母「翔…大丈夫…?」

母は彼の細い腕を掴み心配してくれていた。

翔「なにも…できなかった…」

死ぬ前に母親に言う…

翔「かあ…さん…」

母「翔…!」

翔「あり…が…とう…」

彼は静かに目を閉じ、27歳の若さで人間での人生が終わった。

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