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雅紀「ねぇ…和…」

和也「ん？どうした？」

雅紀「こんなこと聞いて…いいのかわかんないけど…」

和也「なに？」

雅紀「吸血鬼になった人ってみんな若くして死んじゃったの…？」

和也「…かもな。」

雅紀は俺の方に顔を向けた。

和也「大体の人は30歳いくまでに死んでる。俺も実際そうだろ？翔や潤、彼奴らだってそうだ。」

雅紀「そっか…元はみんな人間だから…」

和也「なんでそんなこと思った？」

雅紀「色々年齢の幅とかあるのかと…お爺ちゃんとか…」

和也「あ〜…いるよ。それこそ、女だっているだろ？」

雅紀「あっ、そっか。ごめんね、聞いて。」

和也「いいよ。雅紀が聞いてくるんて珍しいな。」

雅紀「気になっちゃって…和のこととかそういうこと…もっと知ってみたいから…」

雅紀はどこか申し訳なさそうな感じだった。

和也「聞いていいよ。遠慮しなくて。俺も雅紀のこと…いっぱい知りたいから…」

雅紀「うん…ありがとう…」

雅紀は笑顔を見せた。