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人間と吸血鬼

第12章 新たな狙い

和也sid

和也「あれ…?」

テーブルの上に財布があった。

和也「忘れてる…」

雅紀が忘れてしまったようだ。

俺はそのまま財布を持ち空を飛んだ。

多分、スーパーの近くにいるかも…

飛んでいると、

和也「あれは…」

公園の近くに雅紀がいた。

降りると、

和也「なっ…雅紀…‼︎」

雅紀「和…」

公園の所で雅紀が倒れていた。

和也「どうした…?まさか彼奴が…?」

雅紀「うん…でも大丈夫…」

雅紀は俺に向けて笑顔を見せた。

和也「なんて…言うかよ…」

雅紀「えっ…うわぁ…‼︎」

和也「雅紀をどこにやった…戒…」

雅紀「なっ…‼︎」

和也「愚かな奴…俺は雅紀とお前を見間違えたりしない。雅紀はそんな笑顔をしない。もっと優しさに包まれた笑顔を向けてくれるから…」

雅紀「チッ…‼︎」

するとバサッと姿を変えた。

戒「なんで…なんで分かるんだ…」

和也「俺には分かるよ。本物がどっちかなんて。」

俺は空を飛び雅紀を探した。

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