
☆短☆編☆集☆!!
第4章 不良少年×家庭教師
ドアを開けた瞬間。
あまりの身長でビックリした俺は、つい勢いで言ってしまった。
「おいガキ
今なんつった?」
この見た目からは想像の出来ない言葉が帰ってきた。
俺は驚いて言葉が詰まってしまい、ポカーンとしていた。
「・・・・おい」
その時、向こうから話してきた。
「あ・・え?はい?」
ヤベェ!
なんか思ったよりも大人って感じの雰囲気がバリバリ!
「お前が伊吹の弟か?」
眉間にシワを寄せ、問いかけてきた。
「あっ、はい
そうっス・・・上田勇一さん?ですよね?」
「ああ・・・
まずあれだ
中に入れろ」
「あ、はい
どうぞ」
俺は上田さんを家に招き入れると、真っ直ぐ俺の部屋に行った。
それにしても・ ・ ・
なんか迫力が半端ない!
身長は小さいわりに体はガッチリしており、顔が整っていてなんか・ ・ ・
俺から見てイケメン?の分類にはいる。
なんか眉間にシワを寄せ、眼鏡を人差し指でクイッと上げる仕草が異様に渋くてついみとれていた。
「じゃあ始めるか
何から教えればいい?」
「んーー、
ホンじゃ、数学からお願いしますわ」
「・・・了解」
うわぁ
なんだこの雰囲気
なんか異様に緊張するんスけど・・・
「・・・・紀希?」
「へ?」
ヤベェ
声裏返った///
「・ ・ ・そうあまり緊張するな
多分大体の事はお兄ちゃんから聞いてるよな?」
ん?
聞いてる? なにを?
俺は心当たりがなく、無意識に頭をかしげていた。
「・ ・ ・もしかして何も聞いてない?」
え、何が?!
