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背徳の雨

第4章 歪んだ愛



「もっと…」

私は私じゃない。
今の私は雫を求め、身体を疼かせてる。

「欲張りな牝豚だね」

黒い笑みを浮かべ、
私の最奥を突き上げる。

「あぁ…っ」

濡れた声。
激しくされればされる程
私の心は満たされていく。
愛されている、と感じられる。
でも、身体は感じない。

「ご主人様ぁ…ぁあっ」

手足の自由を奪われ、目隠しをされて
首を締められながら犯される感覚は
何よりも気持ちよく感じられた。

…支配されている。

その感覚が酷く嬉しかった。

「可愛い…」

乱れて、壊れていく私を見て
彼は喜んでいた。
私の中を抉るように
私の全ての自由を支配し
闇も光も全て奪い取って、
何もかもを奪われるような感覚を感じ、
奪われ、無くなる度に彼を欲した。
そしたら彼しか無くなってた。

こんなに想うけれど
好きな訳ではなかった。

好きとは違う。

あくまで彼は私の“ご主人様”だった。
彼に支配されている時が至福の一時で
何故か心から安心出来た。

「もっと、奥…」

ねだればねだる程
彼は悦び、最奥に全てを吐き出す。
生だろうが何だろうが
もうどうでも良かった。


だって







優雨は振り向いてくれないもの。


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