背徳の雨
第2章 コワレタ、モノ
愛は私とは真逆の子だった。
私は教室で読書する子だが
愛は校庭でドッジボールをするような
元気で活発な子だった。
男勝りで男の子から人気がある。
逆に女の子から
頼られる強い女の子だった。
かっこ良くて私の憧れで
愛に追い付きたいと
嫌いな運動を好んでするようになった。
次第に男の子から
ドッジボールを誘われるようになったり
女の子からは鬼ごっこやかくれんぼに
頻繁に誘われるようになっていた。
「音羽ちゃん、でん!」
「あ!私が鬼かぁ…」
子供らしい遊びを沢山した。
走り回ってはしゃげば
必然的に体力がついて、
暴力もある程度耐えられるようになった。
以前のような貧血も無くなり
健康体に戻りつつあった私の体だが
やはり、暴力のアザは消えない。
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