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背徳の雨

第2章 コワレタ、モノ



最近一睡も眠る事が出来ないでいた。
睡眠不足で余計に体調が悪い。
まだ小学二年生だとは思えない位
常に酷く体調が悪かった。
学校へ行っても友達は一人もいない。
全く馴染めない私は
気を休める時間はなかった。
授業中はじっと真面目に授業を聞くが
全く頭に入らない。
誰の言葉も音も
聞いているようで
聞いていない状態が続いている。
身体は確かにここにあるのに
まるで意識は空高い所にあるような
視界に幕が張り、何もかもが遠く感じる。
ボーッとして、
まるで遠くから自分を見ているような
不可思議な感覚に陥っていた。
それに貧血のせいで視界に入る何もかもが
ぐるぐると廻って歪み
立ち上がればテレビの砂嵐のような
白黒のザーッとした物が視界を覆う。
身体中が痺れた感覚に陥り、
立ち上がってもすぐには動く事が出来ない。
しかし何もないふりをして
ふらふらと無理矢理歩き出す。
前は見えていない。
もしかしたら
白眼を剥いているのかも知れない。

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