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寝取られ漂流記

第4章 16歳秋

「はっ?」


思わず大きな声を上げるあたし。
犯された?
由井が?
俊哉に?


そんな事あり得るわけない。


だって俊哉はいっつもあたしに優しくて、気を使ってくれて、愛してくれた。


そんな俊哉がそんな事。


「何かの間違いでしょ?俊哉がそんな事するわけ」
「俺もそう思う。由井かなり錯乱してたみたいだったし。でもさ」
「でもも何もないよ。分かった。今から俊哉の所行く。一緒に来て」


あたしは雅章君の腕を引いて教室を出た。





俊哉、あたし信じてるよ。


俊哉は絶対にそんな事するような人じゃないって。

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