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寝取られ漂流記

第15章 19歳春

そして、土曜日。
あたしは何も聞かされないまま、駅前に来ていた。


「着替えを一式持って来てね」
って早紀さんに言われたので、
小さめのキャリーバックを引いている。


「あ、来た来た。こっちこっち」


時間より少し前に駅前に着いたのに、
既にそこには大勢の人が集まっていた。


大きめの車が二台に、人は十人くらいいる。
それでも女の人は由美さんと早紀さんにあたしだけだ。


「じゃあ茜ちゃん来たし行こっか」


由美さんの合図で、それぞれ車に乗り込んだ。


あたし達女三人は一つの車の後部座席を占領した。


道中何を聞いても、
「着いてからのお楽しみ」
って言われて教えてくれなかった。

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