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寝取られ漂流記

第6章 16歳冬その2

晃佑はあたしの頭を撫でる。


晃佑にこうされるとなんだか落ち着く。


「茜マジで俺の好み過ぎる。可愛くて、髪長くて、エッチで、変態で、淫乱で」
「つまりエロいと?」
「そうだね」


少し頬を膨らませるとそれを見た
晃佑が笑う。
あたしもつられて笑った。


「俺の彼女はエロくなきゃ務まらないの。俺が変態だから。今までも何人も泣かせちゃったし」
「泣かせるって、何したの?」
「え?色々だけど、聞きたい?」


なんか聞いたらいけない気がする。
聞いたらあたしにも同じ事しそうな気がして。
でもちょっとだけされてみたいなんて思ってしまうあたしはやっぱり変態なのかな。


あたしは思わず苦笑いしてしまう。
そんなあたしを見て、晃佑はあたしの腰に腕を回すとゆっくり立たせた。


晃佑といっぱい話したからか、体の方も大分落ち着いてきた。


「大丈夫だって。茜が本当に俺の彼女になったらたっぷり体に教えてあげるから」


なんて耳元で囁いて、あたしから離れる晃佑。


「本当はここで茜を食べたい所だけど、そろそろ行かないとね。もう、大丈夫でしょ?」


確かに気分は楽になった。


今なら雅章に会っても大丈夫かも知れない。


まだ殆ど何もされてないのに、


あたしはもう晃佑に寝取られたんだ。

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