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わすれない

第1章 出会い

「おっそういや、カメラどこやった?」


一人が脱がしながら言った。



―――カ メ ラ?


「あぁ、どこやったっけ??まぁ良いじゃん、やったあと、またじっくりやれば(笑)」


ずっと腕を押さえてるやつが言った。


「ひょ~♪キレイなおっぱいじゃんっ♪♪
おれ いっちば~ん!!!!」


私はいつの間にかパンツ一枚になっていた。
茶髪のやつが私の胸を鷲掴みした。



――あたしやられちゃうの?



「いやぁぁぁぁぁ!!!!」


大声にびっくりしたのか腕を掴んでいた男の手が一瞬緩んだ。

何も考え付かなかったけど、男を振り払い逃げ出した。



「あっ おいっ!!!まて こらっ!!」

男たちが追ってくるのがわかった。薄暗い場所だったけど、だんだん目が慣れていたからドアのある方へ必死で逃げた。


―――あと 少しっ!!
あそこを出れば……。



ドアに手をかけた。助かる! そう思ったのに…。










ドアは開かなかった。

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