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仮面な人たちの恋愛夢小説

第48章 眠り薬(鎧※)

遂に完成した!睡眠不足の彼女だけのために作った睡眠薬。

夜、早速彼女を呼び出した。


『あの、お話というのは…』


「この間言っていた薬が出来たんだ。これから何も用がなければ早速だが飲んでみてくれないか?」


ピンク色の粒が入った小瓶の蓋を開け、僕の指示通りにまずは一錠。


十分ほどして睡魔に襲われ始めた彼女は、フラフラと椅子に座ったまま僕に倒れ込んできた。


『ぁ、すい‥ません…っ』


「構わないよ。ゆっくり休むといい」


小さく頷いた彼女がそっと瞳を閉じる。

彼女を部屋に運ぶと、その寝顔をまじまじと見詰めた。

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