
仮面な人たちの恋愛夢小説
第36章 甘い紺色(電※)
『私も、幸太郎とテディ、どっちも好き。愛してるの。幸太郎と、テディと一緒なのよ…?』
藍色のメッシュが彼女の笑顔で揺れる。
俺の頬に触れた綺麗な指が俺の涙を拭ってくれて、優しく抱き締めてくれた。
その暖かさは彼女だけのものではなくて、テディの俺を思う気持ちの現れでもあった。
「ごめん。情けないな、俺‥」
『情けないくてもいい。そこが──』
「そんなところも幸太郎らしさだったりする。それに、情けなくても、私が幸太郎を支えてみせる」
テディの中で彼女が、私たちが、でしょ?と言ったのを聞いた俺は嬉しさのあまり二人を無茶苦茶に抱き締めた。
俺が想っていたこの複雑な甘い気持ちは、俺だけのものではなかったんだ…──。
藍色のメッシュが彼女の笑顔で揺れる。
俺の頬に触れた綺麗な指が俺の涙を拭ってくれて、優しく抱き締めてくれた。
その暖かさは彼女だけのものではなくて、テディの俺を思う気持ちの現れでもあった。
「ごめん。情けないな、俺‥」
『情けないくてもいい。そこが──』
「そんなところも幸太郎らしさだったりする。それに、情けなくても、私が幸太郎を支えてみせる」
テディの中で彼女が、私たちが、でしょ?と言ったのを聞いた俺は嬉しさのあまり二人を無茶苦茶に抱き締めた。
俺が想っていたこの複雑な甘い気持ちは、俺だけのものではなかったんだ…──。
