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仮面な人たちの恋愛夢小説

第35章 シアン色の狂愛(D※)

やがて快楽に負けた彼女は抵抗を止めて、脱力していた。

立ち上がった僕はそんな彼女に耳元で囁くように言った。


「ずっと好きだったんだ、君のことが」


甘くとろけた表情の彼女を僕はそっと抱き締める。


「でも君の瞳には士しか写ってない‥僕はそれが許せなかった」


彼女の腰を持ち上げた僕はそっと僕自身を彼女自身に宛がい、彼女と繋がった。


「今から僕色に染めてあげるからね」


彼女の身体を支えて動き出そうとした時、突然現像室の扉が開いた。

そこに立っていたのは、ワイシャツ姿の士だった。

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