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仮面な人たちの恋愛夢小説

第34章 マゼンタ色の深愛(D※)

『何だか嬉しそう…変な士』


「変で悪かったなっ」


恥ずかしさを誤魔化すために彼奴の額をコツンと指でつついて、寝汗を流すために風呂場に向かった。

その時、跡をついてきた彼奴に一緒入るか?と言ってみるとバスタオルだけ置いて逃げるように部屋に戻った彼奴の姿を、後でシャワーを浴びながら思い出している自分と、可愛いなどと思いながらニヤけていた自分を冷水で思いっきり元に戻した。


「おい、お前も浴びるか‥‥って寝てるし」


まもなくして部屋に戻ると彼奴が何故か俺の部屋で、ベッドで小さく寝息を立てている姿を発見した。

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