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仮面な人たちの恋愛夢小説

第31章 ミルキー・ラブ(電※)

次の瞬間だった。

俺の中で叫び声と共に爆発した侑斗が

俺を押し退けて彼女の目の前にに立ちはだかった。


「どうして…」


フッと、今にも消えてしまいそうな微笑みを浮かべた彼女は言った。


『ごめんね?侑斗‥』


彼女の言葉に力なく倒れ込んだ侑斗は

彼女の胸で静かに泣いていた。

俺はそんな侑斗にかける言葉が無かったけど

彼女が優しく俺を引き寄せてくれて

彼女と一緒に、包むようにして侑斗を抱き締めた。


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