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仮面な人たちの恋愛夢小説

第28章 俺、愛情(電)

「なんだよ…俺だけ放置って、ありえねえーだろ」


『も、モモ…怒ってる?』


「あー!怒ってる!物凄くな。それもこれも全部お前が俺を放置するから…見てくれねえーから悪いんだ」


グッと詰め寄るモモタロスに、彼女の背後を冷たい感覚が襲う。

いつの間にか壁とモモタロスとに阻まれていた彼女は、モモタロスの赤い瞳が少し怖くなって思わず凝視する。
その赤い瞳からは怒りも感じるが何より、悲しみを感じた。

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