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君がいいんだ

第2章 チェスト

「あの…」
俺は思っていることを
そのまま告げることにした

「また会いたいって思ってたんです」

彼女はビックリした顔をして俺を見ている
耳に揺れるピアスを触って赤くなっている


「謙一に頼んで今日またここに…」
「会えて嬉しいです…」

彼女から予期せぬ言葉を聞いて俺も驚く

「そっか…(笑)よかった…///」

にのに相談されたとき『恋愛初心者か』と
突っ込んだが
いざ自分のことになると軽くパニクる(笑)

「連絡先教えてもらっていいですか?」
「はい(笑)」

お互い携帯を出すと
俺は疑問に思っていたことを聞いた
「俺の…は…登録してくれた!?」
「はい…」
「できたら…そのままの名前では…」
「ちゃんと変えてあります…」
「何て…!?」

彼女は恥ずかしそうに
小さく言った

「チェスト…って…」
「あっはっはっは(笑)なつかしーねー(笑)」
「なんか…すみません…」
「いやいや(笑)」

謙一たちが帰って来る前に
俺は勝負に出た

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