一万回目のプロポーズ
第9章 二人でまた
そして…
『きゃあああああああああぁあああああ!!!!!』
あたしは、理解した
人間が空から落ちる時は、あんなに内臓が飛び出そうになるんだと
でも
怖いだけじゃなかったのは…
俊司の手が
あたしの手を握ってくれていたから…
あたしと俊司は外へ出た
「あああー…まぁ、たいしたことなかったな」
『嘘つけ、あんなに怖がってたくせに(笑)』
「は?怖がってねぇよ、それは明奈だろ」
『はいはい』
すると、行列が目の前に出来ていた
気になって先を見てみると、どうやらミッキーとの記念撮影に並んでいるようだ
『写真一枚であんなに並ぶとか…』
「お前ロマンねぇ奴だな。ファンとっちゃミッキーは神なんだぞ?」
『じゃあ俊司は写真撮りたいの?』
「いや別に」
思わず吹き出してしまい…
あたしたちはそのあとも、アトラクションを乗り回した
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