
願わくば、いつまでもこのままで
第8章 変化
しばらくの間
情けないとは思うが、俺は毎日家に帰るまで梶木と園田付き添ってもらっていた。
その効果もあってか、<好きです>の手紙はいつのまにか来なくなり、わりと元気も取り戻してきた。
「今日もありがとな。じゃあまた」
「また明日」
「じゃあね」
カンカンカン……
俺はアパートの階段上り、ポストを開けた。
そこに入っていたのは1枚の封筒。
悪い予感を感じながらも、恐る恐る開けてみる。
「なっ、なんだこれ!!?」
膝が震え、手から何枚も落ちて行く。
俺の隠し撮り写真
まさか、現実にこんなストーカーがいるとは……
異質だ、ありえない……!
俺は、どうすれば……
