テキストサイズ

刑事とJK

第66章 刑事始動





―――――――――――





夜中、細川百恵の入浴中に
なんらかの方法で、細川明は三宅武志を呼び出した





そこで三宅武志を殴るか何かして、
気絶させた







「入浴中に聞こえた物音って、その時の…!!?」





「おそらくな」






その後、明は百恵と入れ代わりで風呂に入った



しかし、風呂から上がる直前に、
外で気絶させておいた三宅武志を刺し殺した






「何で、わざわざ気絶させる必要があったの?」





舞が聞いた






「三宅の死亡時刻に、出来るだけ自分のアリバイを作っておくためだ。
仮に三宅の死亡時刻が1:00だとわかっても、
"自分はその時、妻と一緒にいた"
と言えるからな」






風呂から上がってすぐに百恵と夜を過ごし




2:30頃、百恵が寝静まったのを確認し、
三宅武志の遺体を林の中へ移動させた





―――――






「ってとこじゃねぇの?」





「…証拠は?」





「あんたのペンションの風呂場前にある草むら、
何かで押し潰されたような跡があった。
多分そこに、三宅の体を置いておいたんだろ?」





「…」





「何でそんなことしたの!?
武志が、どうして殺されなきゃなんないのよ!!??」




舞は明を揺すった





「…」






明はゆっくりと

舞の体を離した










「…全部、君のためだったんだよ…舞ちゃん」







「…え?」





「明さん…何言ってるの…?
どういうこと…?」





「百恵、ごめん…
ほんとのこと、話すよ…」





細川明は、うっすら笑みを浮かべた















ストーリーメニュー

TOPTOPへ