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学内レンアイ【BL短編集】

第4章 藤堂空×雪城奏汰



「何だー?忘れ物かー?」


先程話していた生徒が戻って来たのかと思い

机に伏せていた顔を起こしては、開いた扉の方に目を遣る。




『…っ、あ、…あのっ…』




其処にいたのは先程の生徒ではなく、小柄で茶色の髪をした少年で


今にも泣きそうな顔で立っていた。


「うわっ、ど、どうしたの?」



俺は慌てて椅子から立ち上がると少年に近付く。


そして目線を合わせるかのように姿勢を屈めた。



「…どっか痛む?」



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