
BL~中編・長編集~
第21章 ~番外編②~
「優太は?」
「まだ寝てる。 相当無理させたんじゃないか?」
朝会った時、俺よりきつそうな顔してたからな。
「そんなにしたつもりはないけどな…」
「何回?」
「六回。」
「「…………」」
お前は絶倫か。
六回とか、やりすぎだろ。アホ。
「「はぁ…これだからタチは…」」
「「?」」
ネコの苦労を知らないんだよな。
こっちの負担も、考えてほしいものだ。
まぁ…昨日は、俺から求めたから何とも言えないが。
「ん~…」
「なんだ。 もう起きてきたのか。」
全然疲れがとれていなさそうな近藤が、保健室から戻ってきた。
もっと寝ていればいいものを。
「うん…一人で寝てるのもなんだし…」
「保健室で遠慮してどうすんだよ。」
あの先生は、優しいから気にしなくても平気だと思うけどな。
「体、大丈夫か?」
「うーん……ノーコメント…」
「「…………」」
大丈夫なわけないか。
少し寝たくらいじゃな…
「…しばらく…潤の家に行くのやめよう…」
「同じく。」
「俺も…」
しょっちゅうこんなことされたら、体がもたない。
昨日、潤は物足りなかったみたいだし…
