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BL~中編・長編集~

第13章 ~小悪魔男と平凡男子~

何人か男がやってきて、無理矢理どこかにつれて行かれる。

なに? なに? どうなってんの?

つか、こいつら誰だよ。

「ここら辺でいいか。」

「うわっ!!?」

リーダーらしい男がそう言うと、俺の腕を掴んでいた男たちは、俺を地面に放り投げた。

「ぃって・・・・」

あ~・・・・これは一体・・・どういうことですか?

俺、リンチにされるパターン?

「お前、ここにつれて来られた理由はわかってるよな?」

「・・・・いや・・・」

いやいや・・・・まず、お前ら誰だよ。

「っていうか・・・えーっと・・・・先輩?方はどちら様ですか?」

「お前・・・俺らを知らないのか?」

はい。 申し訳ありませんが、存じ上げておりません。

いや・・・ね。

素晴らしいくらいのイケメンとか、すれ違ったら二度見するような美人さんの先輩だったら知ってると思うんだけど・・・

「ふーん・・・俺等、結構有名なんだけどな。」

「・・・・」

今俺を囲んでいる先輩方は、どちらかと言うと・・・・その・・・・

はっきり言えば、不細工。 優~しく言うなら・・・キ、キモカワ・・・?

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