テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第2章 ~あなたが一番大切です~

先輩が周りを見回すと、すでに他の先輩達はのびていた。

「お前っ・・・いつの間に・・・・」

「・・・・・よくも・・・俺の大事な奴に手ぇ出したな・・・」

大事な奴・・・・?

頭がぼーっとして、働かない。

「ぅぐっ!!」

菊池先輩の拳が腹に入り、先輩は地面に崩れ落ちた。

「・・・・おい、大丈夫か?」

「んっ・・・ぃ゛・・・」

菊池先輩に抱き起された瞬間、体に激痛が走る。

「ぅ゛・・・・」

「・・・・・おい、しっかりしろ。」

意識がだんだん薄れていく。

「菊池・・・せんぱ・・・・ぃ・・・・・」

菊池先輩の腕の中で、僕は完全に意識を手放した。

━━━━━━━━━━━━━━━━━





ストーリーメニュー

TOPTOPへ