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「シロ・・・・」

さようなら━━・・・・・

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「はぁ・・・・」

明日で、日本ともお別れだ。

荷造りも済んだし、あとは飛行機で向こうに行くだけだ。

「この場所とも、お別れだな。」

今俺が来ているのは、大学の屋上だ。

ここの景色はすごくきれいで、特に夕日を眺めるのが大好きだった。

「・・・・・シロ・・・」

やっぱり、頭に浮かんでくるのはシロのことで・・・

最後にシロに会ったのは、シロがあの中庭で寝ていたあの日だ。

あの日以来、俺は大学に行っていない。

荷造りとかでいろいろ忙しかったから・・・大学に行く暇なんてなかった。

「また、お別れだな。」