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BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

「その・・・シロには言ったのか?」

「・・・・・」

シバの問いに、俺は黙って首を横に振った。

「まだ言ってない。」

本当のところ、シロに言おうかどうか迷ってる。

「言うかどうかも決めてないし・・・」

「・・・そうか。」

シバはそう言っただけで、他には何も言わなかった。

「?」

俺は、その時気づけなかったんだ。

シバの決心に・・・・

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「はぁ・・・・」

シバと別れ、講義を受けに教室に戻った。

運よくシロとは講義がかぶっておらず、ひとまず安心だ。

「・・・・・であるからして・・・・」

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