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BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

「・・・その方がいいか。」

でも、一言謝りたい。

シロにも・・・・

「どうするのが一番いいんだろうな・・・・」

空を見上げ、俺はそう呟いた。

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「はぁ・・・・」

「どうしたの、ハル? さっきからため息ばっかりついて。」

「別に、なんでもない。」

いつものように、シロの問いにぶっきらぼうに答える。

「そう?」

「・・・・」

全てを思い出したのは、昨日。

朝からシロと講義がかぶっていて、ずっと一緒にいるのだが、シロの顔をまともに見れない。

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