テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

誰に対して言ってるんだろう?

最後の方に、名前を呼ばれてる気がするんだけど・・・・わからない。

優しい笑顔。 優しい声。 温かいぬくもり。

断片的にわかるその感覚は、記憶の人物が大好きなものだ。

「ぁ・・・」

そういえば、あの人の声・・・・

「終了~!!」

「ふぅ~・・・」

「ハル、できた?」

ペンを机に置く。

「まあまあ・・・かな?」

「俺もまあまあできたよ!!」

目の前ではしゃぐシロを見る。

「へぇ~・・・」

シロの声に似てたな・・・・

━━━━━━━━━━




ストーリーメニュー

TOPTOPへ