テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第12章 ~こんどこそ一緒に~

「大丈夫か?」

「ぁ、うん。」

シバとシロが、心配そうに俺を見ていた。

「・・・大丈夫。 ちょっと考え事してただけ。」

最近、夢にも出てきて眠れなかったからな・・・

寝不足のせいもあるのだろう。

「そうか?」

「・・・うん。」

教授が教室に入ってきた。

点呼の後にテストが配られる。

「今日は勝つからな。」

「それ、毎回言ってる。」

いつも通りの会話をし、テストに取り掛かる。

「・・・・」

それにしても、あの記憶の人物は誰なんだろう・・・?

っていうか、あの記憶は誰のなんだ?

『ありがとう・・ケ。』

ありがとう・・・か・・・・

ストーリーメニュー

TOPTOPへ