無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「ご馳走様でした。」

「お粗末さまでした。」

俺は吉村の皿も持って、キッチンに入った。

「俺、ちょっとシャワー浴びてくる。」

「あぁ。　俺もカレー作っちゃうわ。」

吉村が風呂場に入ったのを確認し、カレーを作り始める。

「さてと・・・」

ルーも入れたし、もう少し煮込むだけだな。

っていうか、吉村シャワー長くないか？

もうカレー作り終わるぞ。

「・・・・・」

「・・・・・・！！」

ん？　なんか話し声が聞こえる。

不思議に思って玄関の方に行ってみると、外から話し声が聞こえた。

話し声っていうか、言い争い？

「吉村？」

風呂場を覗いてみたけど、吉村の姿はなかった。

ってことは・・・・外で言い争ってるのは吉村か？

「吉村、どうし・・・」

どうしたんだろうと思って、玄関の扉を開いた。

「ばっ・・・今出てくんな！！」