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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

「副会長―!!」

「っ!! な、なに?」

最近、自分を呼ばれると必要以上におびえるようになった。

「今日、お願いしますね? みんな待ってるんで。」

「っ・・・・・ぅん・・・」

そう言って、後輩は帰った。

あの日以来、俺は生徒会の後輩や同輩に体を弄ばれていた。

逆らおうにも、彼らの後ろには絨史がいるので、下手に逆らえない。

相談しようにも、できる相手がいない。

絨史の言う事に従うしか、俺には道がない。

潤を、守りたいから・・・

今日も、生徒会に行く時間になった。

「・・・っ・・・・」

体が震える。

「・・・・」

しかし、あまり遅くなると、もっと酷いことをされる。

覚悟を決めて、生徒会室に足を踏み入れた。

「待ってましたよ、副会長。」

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