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BL~中編・長編集~

第1章 ~どんな君も好き!!~

「・・・ぇ・・?」

好き・・・?
海斗が、僕を?

「俺さ、優太が思ってるような奴じゃないんだよ。」

なに? なにを言ってるの?

「優太はさ、かっこよくて、頼りになって、クールな奴が好きなんだろ?」

「え?」

確かに、僕はそういう人が好きだけど・・・

「俺さ、少しでも優太の理想に近づこうとして自分を隠してた。」

海斗がそんなことを思っててくれたなんて・・・・

「だからさ、優太に俺の気持ちをどうやって伝えればいいのか、わからなかったんだ。」

「海斗・・・」

僕は、何をやってたんだろう。

「本当の俺は、優太の理想には程遠いんだよ。」

海斗の気持ちを何も考えないで・・・・

「エッチだって、本当はしたかったよ。 でも・・・・優太は、襲われかけたこともあるし、そういうのはまだ怖いかなって思って・・・」

「・・・っ・・・・」

海斗はいつだって、僕のことを考えてくれたのに・・・

「ごめん、ごめんな? もう、不安にさせないから。」

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