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BL~中編・長編集~

第6章 ~幸せの絶頂です!!~

「え? え?」

なになに?? え?

「あとはよろしくな。」

「まかせろ。」

崇は駿にそう言うと、僕を抱えたまま体育館を後にした。

「崇・・・」

「ん?」

崇は僕を誰もいない屋上に連れてきた。

「あの・・・よかったの?」

「なにが?」

僕が声をかけると、崇は不思議そうに首を傾げた。

「その・・・・兼元君とか・・・みんなの前であんなことしたり・・・」

「嫌だった?」

崇の問いに、首を横に振る。

「ううん・・・・嬉しかった。」

「なら、よかった。」

そう笑った崇は、本当に嬉しそうだった。

「穣こそ、あんなことしてよかったのか?」

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