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BL~中編・長編集~

第1章 ~どんな君も好き!!~

やっぱり無理だ・・・・涙が止まらない。

「キスだって、フレンチキスしかしたことないし・・・エッチも、海斗はしようともしなかったもんね。」

自分の言葉に、自分で傷ついた。

「1年以上付き合ってるのに気づかないなんて、僕って馬鹿だよねっ・・・・」

「優太、違っ・・・」

僕は、笑顔が取り得なんだ。

だから、大好きな海斗と別れる時も、笑顔でいるよ。

「ごめんね、ずっと束縛しちゃって・・・もう、解放するから・・・」

「おい、優太!!」

涙を拭い、海斗をまっすぐ見つめる。

「だからっ・・・別れよう?」

早く、頷いてよ・・・・

「・・ッ・・・」

もう・・・笑っていられないから・・・・・

「松下先輩、近藤先輩もそう言ってますし・・・」

「黙れ。」

海斗の腕を掴み、僕と別れることを勧める後輩に、海斗は冷たく言い放った。

「優太。」

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