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BL~中編・長編集~

第6章 ~幸せの絶頂です!!~

「じゃ、俺らは先に帰るから。」

「うん。 なんか、ごめんね?」

帰り際、二人にもう一度謝った。

「全然いいよ。 僕も、穣君の気持ちわからなくもないからさ。」

「ぇ?」

僕の気持ちがわかるの?

「ほら、海斗もうちの学校じゃすごくモテるから。」

「ぁ・・・」

そっか・・・海斗、向こうだとモテるんだ・・・

「なんかあったら連絡してよ。 相談くらい、いつでものってあげるから。」

優太君は、僕に一枚のメモを差し出してきた。

「これ、僕のメアド。 よかったら連絡して?」

「うん。 ありがとう。」

それを受け取ると、海斗と優太君は仲良く帰って行った。

「・・・・」

それにしても、崇、遅いなぁ・・・

いつもなら、練習が終わったらすぐ出てくるはずなのに・・・

もうほとんどの人が体育館から出てきている。

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