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BL~中編・長編集~

第6章 ~幸せの絶頂です!!~

「ダブルデート?」

聞き返すと、優太君は頷いた。

「なんか、穣君とはもっと仲良くなりたいし。」

「僕も、優太君と仲良くなりたいって思ってたとこ。」

そう言えば、優太君は嬉しそうに笑った。

「じゃあ、約束ね。」

「うん。」

そんな僕らを見て、海斗は優しく微笑んだ。

「先輩、大好きです!!」

「うわ!?」

その声に振り返ると、崇は例の兼元君に抱きつかれていた。

「・・・・」

ああ・・・嫌だなぁ・・・・

「・・っ・・・」

みんなに秘密にしてるから、僕の崇に触らないでって・・・そんなことも言えない。

「穣君?」

「ごめん・・・」

海斗や優太君の前なのに、僕は涙を溢れさせちゃった。

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