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恋心

第22章 蛇

俺の心臓がうるさくなる

身体総ての毛穴から
冷や汗が出てきた。


ひさしぶりの緊張を
こんなに待ち望んでいる
自分が居たなんて
思いもよらずにいた。


はやく…

はやく…こぃ



俺の蝶


蛇のような舌を出して
まるで
獲物をまつ
捕食者の様に息を潜めた。

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