
どらくえ3
第3章 ナジミの塔
塔の中は薄暗く、寒々としていた。
見張りの兵士が詰めていたころは活気があったろう。
かつては食料庫や武具庫として使用されていたはずの部屋はがらんどうだ。
アベル達は日が昇ってから塔に入った。
探索しながら歩を進める。
今のところ、魔物の気配はない。
「拍子抜けだな」
イースが軽口を叩く。
魔物がいないのはいいことだか、俺としても、魔物が巣食っている、というイメージがあったので、イースの言いたいことはわかる。
窓からは日射しが注ぐ。
縁には蔦が張っている。
積み上げられた石の合間に根付いているのだ。
1階はあらかた確認できた。
変わったことはない。
2階へ上ろう。
見張りの兵士が詰めていたころは活気があったろう。
かつては食料庫や武具庫として使用されていたはずの部屋はがらんどうだ。
アベル達は日が昇ってから塔に入った。
探索しながら歩を進める。
今のところ、魔物の気配はない。
「拍子抜けだな」
イースが軽口を叩く。
魔物がいないのはいいことだか、俺としても、魔物が巣食っている、というイメージがあったので、イースの言いたいことはわかる。
窓からは日射しが注ぐ。
縁には蔦が張っている。
積み上げられた石の合間に根付いているのだ。
1階はあらかた確認できた。
変わったことはない。
2階へ上ろう。
