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恋ばか

第37章 ~お慕い申し上げます~

「挿れるぞ。」

「待って下さっ…そんな、いきなりは無理…」

私の言葉を無視して、リチャード様は私の中に入ってきた。

「ぅ゛…あ゛…やめっ…」

固く閉じる蕾を押し広げ、無理矢理入ってくる。

「い゛…った…ぁ゛…」

「っ…動くぞ。」

無理矢理私の中に入ってきたリチャード様は、慣れていない私を他所に、腰を動かし始めた。

「ぃ゛…やぁ…っ…」

快感なんてない。

「きつ…ッ…」

身体を襲うのは、強烈な痛みだけ。

「リチャード…ぁ゛…様っ…やめっ…」

痛い…苦しい。

早く、解放してほしい。

「ぅあ゛っ…ぃ゛…」

「…っ…イクぞ…」

リチャード様の腰の動きが、早くなる。

「くっ!!」

「…ッ…」

中に、リチャード様のものが流れてくるのがわかる。

「ぁ゛…」

やっと終わった…

「これで終わったと思うなよ。」

「っ…」

リチャード様はそう言って、部屋から出て行かれた。

残されたのは、鋭い痛みと、恐怖だけ。

「……ニック様っ…」

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