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理想の男の子

第10章 崩れていく…

「大丈夫ですか?」

「うん…いつものことだよ」

いつものことなんだ…

何か嫌だなぁ、私だったら絶対嫌

「どこか痛い所とか…」

心配になって聞いてみた

「え、あぁ。じゃあ…下が痛いな…」

足が痛いのかな?

布団をめくり足を見つめる

「足ですか…?」

ようへいさんを見た私

「足じゃないんだ」

私の手を握り誘導する



誘導された先は

男性器…つまり…

「へっ…///」

頬が熱くなるのが分かる

恥ずかしくて逃げ出したい

「ここに座ってくれるかな?」

ようへいさんは

自分の太ももを指さす

私は平然を装いてベットに乗った

「あぁ、こっち向いてくれるかい?」

「はい…」

私はようへいさんの方を見る

なんだか恥ずかしくなって

顔を背けて胸に手を置く

「可愛いね、抱きしめたいよ」

抱きしめられたい…

この人なら信じられた。安心する

すがる人が欲しかった

「抱きしめて…」

私は両手を広げようへいさんの

腰に手を回すと…暖かかった。

「まいちゃん…」

私の頭を撫でるようへいさん

もう涙目で、嬉しくてつらくて。

「キスをしてもいいかな?」

コクンと頷き

すんなり受け入れた私がいた

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