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理想の男の子

第10章 崩れていく…

抱きしめられた




「まいちゃん…もうそんな顔しないで…僕はもう何年と生きられないと…告げられたけど諦めていない…まいちゃん…何でここに来たのかわからないけど、希望は捨てないで…信じなくてどうするの?」

何もわかってないくせに…

私のこと何も知らないくせに…

「僕は後2年で死ぬ…」

その言葉が衝撃的だった

2年…だけ…

こういう風に言われると

2年がとても短く感じる

「ようへいさん…うっ…」

悲しくなって涙が出た

「だから…」

「はい…」

「僕と付き合ってくれないか?」

涙が出た

「は…い…」

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